ロバート・キヨサキの最新作

「金持ち父さんのファイナンシャルIQ」

から今の金融の嵐を生き延びる知恵をお届けします。

 

 

第八章      お金に関するインテグリティ

 

インテグリティの三つの定義は

 

(ア) 健全なこと;損なわれていない状態

 

(イ) 不全でないこと;特に倫理的あるいは審美的な

価値観に忠実に従っていること

 

(ウ) 完全なこと;完成している状態、あるいは

分割されていない状態

 

お金に関するインテグリティを反映するもの

 

金持ち父さんはこう言った

 

「銀行が私の成績表見せろといったことは一度もない」

 

銀行が学校の成績表を見せろと言わないのは、

 

彼らが顧客について知りたいと思っているのが

 

ファイナンシャル・インテリジェンスの高さであって、

 

学問的な知性の高さでないからだ。

 

銀行が財務諸表の提出を求めるのはそのためだ。

 

財務諸表はあなたのお金に関するインテグリティを

 

反映している。

 

財務諸表はいわばお金の面での成績表だ。

 

 

銀行はあなたの五つのファイナンシャル・インテリジェンス

 

の高さを知るための答えを探している。

 

つまり、顧客が、お金を稼ぐ、守る、予算を立てる、

 

レバレッジを効かせる、情報の質を上げるといったことを

 

どれくらい賢くできるか知りたいと思っている。

 

銀行が探しているそれらの情報を与えるのが財務諸表だ。

 

 

 

インテグリティの時代

 

歴史は確かに繰り返す。

 

政府がお金に関するインテグリティを踏みにじった時

 

何が起こるか、社会の指導者や教育者たちにはわかっていた。

 

これは今に始まったことではない。

 

コペルニクスは1517年に、インフレは「国王を衰弱させる災い」

 

の一つだと書いている。

 

1778年、アダム・スミスは、インフレは

 

「個人の富を崩壊させる最悪の要因だ」と言っている。

 

 

アメリカ国民をはじめ世界の人々が、

 

「お金」と「通貨」の違いについて気が付かないでいる

 

理由は単純だ。

 

学校システムに教育的なインテグリティが欠けていて、

 

ファイナンシャル・リテラシー(お金に関する読み書きの能力)

 

を身につけた人を世に送り出していないからだ。